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10月 15 2016

■ シリーズ・オプション

・ 東日本大震災と株価の暴落
東日本大震災(3.11)をきっかけに,株式市場で大暴落が起きました。当時,日経平均株価は,1万0500円くらいから8200円くらいまで2300円(約22%)暴落しました。

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・ 証券会社の上場廃止
オプション取引も大きな影響を受けて,上場廃止になった証券会社も出ました。

・ 集団投資
集団で投資を呼びかけられていた人たちの中に,この震災を機に,プット・オプションの売りで大きな損失を被った人がいます。

・ 裁判の開始
こうした人に対して,証券会社から不足金を支払えという裁判が起こされました。

・ オプション
オプション取引のため口座を開設して,パスワードを知らせて,集団投資を呼びかけた人に任せると,オプションというデリバティブ取引での一任売買ですので,危険極まりないのです。「オプション」といっても,車に取り付ける部品や機器のことではありません。 コール・オプション(行使価格で買う権利)や,プット・オプション(行使価格で売る権利)といった日経平均株価を原資産とする上場オプション取引のことです。

・ 判決や和解
既に,裁判になっていた人のうち,かなりの人は,不足金の何割かを支払う内容で和解をしていると推測されます。まだ,分割で支払い中の人もいるかも知れません。

・ 対応
保証金(証拠金)を充当してもカバーできない不足金は支払う義務があるか?
ドイツの民法では,自然債務といって,裁判による支払の判決は出ない決まりになっていました。米国でも,不足金は信義則によって支払わなくてもよいという判決があります。

・ 支払の拒否と損害賠償請求
ひとり闘っている人がいます。被害者がバラバラでは,証券会社に勝てません。請求を拒否するためには,被害者の連携が大切でしょう。あなたのケースを知らせて下さい。自分で口座を開設したのですか?それとも,誰かに誘われたのですか?

今後,この裁判と同時進行させて,「シリーズ・オプション」を書きます。読者の中で,ご希望があれば,その内容をご連絡下さい。


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