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2月 17 2021

■ 無料広告という手口・ご注意。

1.相談の内容

最近,たて続けに,「無料求人広告に応じたが,料金を請求されて困っている」という相談を受けました。

 

2.勧誘・説明の問題点

契約書には無料期間中に契約更新を望まない場合には12日目までに解約を申し出ないと自動更新されるとの条項がありました。しかし,業者の電話による説明では,「初回,2週間無料。2週間以内に申し出ていただければ無料で費用はかかりません。」と言われていたこともあり,「12日目までに」という契約条項に気付かず,解約を申し出ようと思っていた14日目に至っていまいました。

 

この例の場合,厳密には2週間ではないのに,「2週間以内に解約を申し出れば無料」と説明する行為は,解約申出期間といった契約の重要な要素について,故意に誤解を誘発させるように仕向けているため,詐欺取消や錯誤取消ができると考えられます。

 

3.手口と注意点

客に交付する文書とは明らかに反する説明がなされていたので,広告業者側は,誤解させるようなセールストークをして,客の不注意に乗じて,書類上の文言を根拠に,後日,有料掲載期間に入ったといって,割高の広告料金を請求する手口のように思われます。

こうしたトラブルに遭遇しないためには,面倒でも,サインした書類を相手方へ渡す前に,契約書などの文書が,実際に受けた説明どおりの内容になっているのか,今一度確認されることをお勧めします。また,世間には「無料」をうたう商売もあるようですが,一歩引いて,「無料とうたいながら,なぜ商売として成り立っているのか」を考えてみることをお勧めします。


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